2019年11月21日

値上げ率


販売数量が1割下がっても

従来と同じ粗利を稼ぐためには

いくら値上げをすればよいのか。


例えば、1個100円粗利率45%の商品を

月100個販売して粗利月4,500円を稼いでいる場合、

5%(=45%÷(1-0.1)-45%)値上げして

1個105円で売れば、月90個の販売でも

同じ粗利月4,500円となります。


値上げ率:y、従来の粗利率:x、販売減少率:a、とすると、

y=x{a÷(1-a)}

と覚えると、よいかもしれませんね。



  

Posted by 平井会計事務所 at 06:24数値力

2019年10月24日

求残と求差

「残りはいくつ?」を求める引き算を「求残」、

「違いはいくつ?」を求める引き算を「求差」、

という話を書籍で読みました。


決算書なら

「売上から原価と経費を引いた利益はいくら?」は「求残」、

「目標達成のため上乗せすべき利益はいくら?」は「求差」、

といったところでしょうか。


ちなみに「求残」よりも「求差」の方が

計算の難易度が高いそうです。

目標達成ができない原因のひとつは

計算の難しさにあるのかもしれませんね。  

Posted by 平井会計事務所 at 05:11数値力

2019年10月10日

2割

原価の2割の利益と

利益率2割は異なります。


算数のテストならミスしても

たいしたことありませんが、

経営でミスすると致命傷なので

注意しましょう。
  

Posted by 平井会計事務所 at 06:26数値力

2019年09月10日

利益問題

「原価に対して3割の利益を見込んで定価をつけましたが

 売れないので2割引きにしました。残った利益は20円でした。

 もともとの原価はいくらでしょう?」

小学校の算数にこんな文章問題があるそうです。

"原価"や"定価"といった用語の意味や

"どの金額の割合か"が分かりにくいそうで

苦手な子供も多いようです。


英語やプログラミングも大切ですが

日本経済復活のためには

こうした「利益問題」も学校教育に

ドンドン取り入れてほしいですね。


(答え:500円=(500×1.3)×(1-0.2)-20  

Posted by 平井会計事務所 at 05:35数値力

2019年08月07日

シミュレーション

新ビジネスのシミュレーションをするときは

事前にコストを整理しておくことが肝心です。

コストは例えば次のようなものがあります。


1:初期に生じる一時費用(設備購入や権利金など)

2:期間毎に生じる固定費用(人件費や家賃など)

3:数量毎に生じる変動費用(原材料や包材など)

4:売上金額毎に生じる変動費用(販売マージンやカード手数料など)


上記に基づいて損益と資金繰りを試算して、

月次推移まで作成できれば万全です。

ぜひチャレンジしてみてください。  

Posted by 平井会計事務所 at 05:49数値力

2019年07月18日

データリテラシー

「全体の売上は減っている」のに

「A商品の割合が増えている」場合、

次のどのケースが考えられるでしょうか。


1.A商品の売上は増えている

2.A商品の売上は変わらない

3.A商品の売上は減っている



正解は「どれもあり得る」です。

2.→他商品の売上が減ったので相対的にA商品の割合が増えた

3.→他商品の売上がもっと減ったので相対的にA商品の割合が増えた


データの意味をきちんと理解しないと

経営判断を誤る場合もあるので注意しましょう。
  

Posted by 平井会計事務所 at 05:47数値力

2019年04月05日

内訳

同じ売上1億円を目指すとしても、

「1個100円の商品を100万個売るのか」、

「1個1万円の商品を1万個売るのか」、

「1個1億円の商品を1個売るのか」で、

やるべきことは異なります。


金額だけでなく内訳まで決めて

はじめて目標といえるかもしれませんね。  

Posted by 平井会計事務所 at 07:15数値力

2019年01月08日

分けて比べて選ぶ

「分けて」「比べて」「選ぶ」

というのが情報分析の基本です。


決算書等を見てもピンとこないときは

数字を分ける(分割・分類・分解)ことから

はじめてみましょう。  

Posted by 平井会計事務所 at 06:02数値力

2018年12月07日

ヒト・モノ・カネ

経営数値を分析するときは

漫然と眺めるだけでは意味がありません。


例えば、売上が前年を下回った場合。

単に金額だけを比較するだけでは

「いくら減った」ということしか分かりません。

そのため対策案も「いくら増やそう」と

あやふやになってしまいます。


一方で商品別で比較すれば

「どの商品が減ったのか」といったことが分かります。

そのため対策案も「売上減少した商品をどうやって伸ばすか」と

具体的になります。


またさらに顧客別で比較すれば

「誰が買わなくなったのか」まで分かるので

「買わなくなった人にどうやってアプローチするか」と

いったことまで検討できます。



情報分析も「ヒト・モノ・カネ」が重要ですね。  

Posted by 平井会計事務所 at 05:44数値力

2018年10月05日

期待値

A:100%の確率で1万円当たる馬券

B: 50%の確率で2万円当たる馬券

期待値はどちらも1万円ですが、

どちらかの馬券を選べと言われたら

たいていは確実なAを選ぶと言われています。

ちなみにBの馬券を選ばせる(=同じ価値と感じさせる)

ためには2.5万円(期待値1.25倍)が必要だそうです。



ということは例えば

A:80%の確率で年収500万円を稼げるが、20%の確率でリストラされる就職(期待値400万円)

B:80%の確率で失敗するが、20%の確率で年収2,500万円を稼げる起業(期待値500万円)

という環境になったら、

起業する人が増えるのかもしれませんね。  

Posted by 平井会計事務所 at 06:48数値力

2018年08月01日

売上と預金

売上が多かったのに

預金残高が少ない。

そんなときは

次の理由が考えられます。


・利益が少ない

・返済が多い

・入金が遅い


不安に思ったら

資金繰り表をつくって

原因究明しましょう。  

Posted by 平井会計事務所 at 05:33数値力

2018年07月31日

情報

必要な情報は

目的によって異なります。


例えば、商品管理の場合。

注文を受注するかどうかを判断するだけなら

「いまどんな商品がいくつあるか」さえ

分かれば問題ありません。


一方で、運転資金として

いつまでにいくら借りるかを判断するためには

「どの商品がいくらで、どれくらいの期間で何回転しているか」

ということまで分からないと

情報としては役に立ちません。


情報を集める前に

情報を活用する場面を

考えることが大切ですね。  

Posted by 平井会計事務所 at 06:24数値力

2018年06月14日

時間単位で考える

「1個で100万円稼ぐ商品」だとしても

「1年で1個しかつくれない」と

「年商100万円」にしかなりません。


「1個で100円しか稼がない商品」でも

「1秒で1個つくれる」なら

「年商30億円以上」になります。


限られた時間の中で

成果を伸ばしたかったら

「個数単位いくら」だけでなく

「時間単位いくら」ということも

考えないといけませんね。  

Posted by 平井会計事務所 at 05:48数値力

2017年07月21日

異常なし

人生初の胃カメラを体験しました。

結果は異常なしとのこと。


検査の前後で身体が変化する

わけではないですが、

「異常がない」と認識することで

頭がスッキリした気がします。


経営数値を定期的にチェックするのと

似ているかもしれませんね。
  

Posted by 平井会計事務所 at 03:54数値力

2016年07月25日

疲労感と疲労度

「疲労感と疲労度は違う」。

そんな話をテレビで見ました。

疲労感はメンタルの影響が大きいそうで

疲れていても気分が高揚していると感じない

"隠れ疲労"もあるとのこと。


ビジネスも「働いたつもり」なのに

儲けにつながらないことがあります。

感覚と数字にギャップがあるときは

"隠れ赤字"の商品やサービスがないか

点検した方がよいかもしれませんね。  

Posted by 平井会計事務所 at 07:32数値力

2016年04月14日

資金繰り表

試算表が過去の足跡なら

資金繰り表は未来への道筋。

会社を安定して経営したければ

実は試算表よりも資金繰り表の方が

重要になります。


ところが資金繰り表を作っている

中小企業はほとんどありません。

社長や経理担当者が

作り方を知らないこともありますが、

会計事務所もあまり協力的でないことも

原因のひとつのように思います。


先行き不透明な経済環境で生き残るために

セカンドオピニオンの会計事務所に

資金繰り表をつくってもらう、

なんてスタイルがあっても良いかもしれませんね。
  

Posted by 平井会計事務所 at 06:16数値力

2016年03月01日

なぜ売上が伸びてもボーナスは増えないのか

「売上が好調なので
 
 ボーナスに期待していたのに

 ちっとも増えない」

誰しも一度は感じる不満です。

私も昔は同じように思ったことがありました。

しかし会計を学ぶと「払いたくても払えない」ケースが

あることが分かります。


1つは「売上は伸びていても利益が増えていない」ケース。

値下げ競争に巻き込まれて粗利率が悪化したり、

過剰出店で固定費が増加しているような会社は

売上は伸びていても利益が増えていない可能性があります。

もちろん還元するボーナスもありません。

安売りや出店数を強調する会社によく見られます。


もう1つは「利益は増えていてもキャッシュが増えていない」ケース。

施設や設備などの先行投資が必要な業種や

過去に大きな借金をして返済に追われている会社は

利益が出ていても手元にお金が残っていない可能性があります。

同じように還元するボーナスもありません。

製造業や社歴が長い会社によく見られます。



ちなみに2つのパターンが重なった

「売上は伸びていても利益もキャッシュも増えていない」

というケースもあります。こういった会社の台所は火の車。

いくら頑張ってもボーナスは期待できないかもしれません。

腕に自信があるならグチを言う前に

転職するのもひとつです。



ただいずれのケースも

「社長が私腹を肥やしている」

ということはありません。

むしろ会社や社員を守るために

必死に戦っていらっしゃいます。

そこだけは分かってあげてほしいですね。
  

Posted by 平井会計事務所 at 07:03数値力

2014年06月19日

国民健康保険料と住民税

サラリーマンを辞めて独立する方が

意外と見落としがちなのが

国民健康保険料や住民税です。


例えば、

平成25年の給与年収が600万円の30代の方が

脱サラして独立した場合、概算で

国民健康保険料が33万円、住民税が28万円が

平成26年の春以降にかかります。


港区在住の場合、上記の具体的な

支払いスケジュールは以下のとおりとなります。
--------------------------------------------
平成26年 6月30日(国保)3.3万円(住民税)7万円
平成26年 7月31日(国保)3.3万円
平成26年 9月 1日(国保)3.3万円(住民税)7万円
平成26年 9月30日(国保)3.3万円
平成26年10月31日(国保)3.3万円(住民税)7万円
平成26年12月 1日(国保)3.3万円
平成27年 1月 5日(国保)3.3万円
平成27年 2月 2日(国保)3.3万円(住民税)7万円
平成27年 3月 2日(国保)3.3万円
平成27年 3月31日(国保)3.3万円
--------------------------------------------


あとで慌てないために、

独立開業したさいは、経営数値だけでなく

生活費も含めた資金繰り計画をたてるのが

おすすめですね。  

Posted by 平井会計事務所 at 07:59数値力

2014年05月22日

資金繰り

赤字が続くと手元資金が目減りするので

資金繰りが厳しくなりますが、

事業が伸びているときも、

意外と資金繰りが厳しくなります。


事業が伸びているときは

物品の購入や設備投資といった

支出の拡大が先行する一方、

売上代金として回収するまでに時間がかかるので

一時的に資金が目減りする、というのが

その理由なのですが、

しくみを理解していないと

稼いだ利益を誰かにとられていると

誤解する方もいらっしゃいます。


つまらないストレスを抱えないために

本業に精力を注ぎつつ、

多少は会計のしくみを理解することも大切ですね。
  

Posted by 平井会計事務所 at 08:22数値力

2014年04月30日

レビュー4月号

レビュー4月号を事務所HPにアップしました。今月のテーマは

『粗利率を増減させる主要因は何だ? 重回帰分析で考えよう』 です。

お時間ある方、ご興味ある方はお気軽にご覧いただけたら幸いです。



レビュー4月号 ⇒  http://www.hirai-ao.com/review/PDF/review_1404.pdf

過去のレビュー⇒  http://www.hirai-ao.com/review.html

執筆記事など ⇒  http://www.hirai-ao.com/access.html
  

Posted by 平井会計事務所 at 06:08数値力