2012年04月25日

消費税増税

消費税が増税になると、

消費者と同じくらい事業者も負担が重くなります。


例えば「税抜100円」の商品を販売した場合、

現在の税率であれば

事業者は5%を上乗せした「税込105円」で

消費者に販売します。

商品の仕入代金が「税込63円(消費税3円)」だとすると

預かった消費税5円と支払った消費税3円との差額「2円」を納税、

105円-63円-2円=の40円が手元に残る利益となります。

(黒字ならここからさらに法人税を納めます)



これがもし、税率10%になったらどうなるでしょうか。



本来は、

販売代金が「税込110円」、仕入代金が「税込66円」となり、

差額「4円」を納税、

110円-66円-4円=の40円で手元の利益はそのまま、

となるはずですが、実際はそうはなりません。

単純に増税分を価格に上乗せすると

モノが売れなくなるためです。


現実的には、例えば

販売代金が「税込107円」、仕入代金が「税込65円」などとなり、

預かった消費税 107円×10/110=9円 と、

支払った消費税 65円×10/110=5円 で

差額「4円」を納税するのはかわらないものの、

手元利益は 107円-65円-4円=38円 と少なくなってしまう、

といったことが発生します。


消費税が増税されると事業者の利益が圧迫される、

という問題をきちんと踏まえて、

税負担の軽減や金融支援といった対策を

しっかりと整備してほしいですね。

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Posted by 平井会計事務所 at 08:56 │会計・税金